会社に入社すると同時に一人暮らしを始めるという方も多いでしょう。そんな時「一人暮らしっていくらくらいかかるんだろう」と漠然と考えている方も多いのではないでしょうか。一人暮らしを始める際はお金を計画的に運用しないと、あっという間に貯金が飛んでしまうものです。
また男性と女性でも一人暮らしの費用は異なってきます。
「社会人の一人暮らしって、費用はどれくらいかかるの?」と悩んでいる方、ここでは
- 初期費用
- 費用の内訳
- 各費用の平均金額(男女別)
- 一人暮らしにかかる最終的な費用(男女別)
- 節約方法
などを紹介するので、みていってね!
目次
初期費用
一人暮らしを始める際には「家具・家電・生活雑貨」を買い揃え、合わせて「賃貸物件」を探さなければなりません。いわゆる「初期費用」です。
「家具・家電・生活雑貨」を生活最低限レベルのもを一から全て買い揃えるには、30万円程度を見込んでおく必要があります。
それに加えて賃貸物件を借りる際にも初期費用がかかります。主に一般的にかかると言われるのが「敷金・礼金・保険料・前家賃・鍵の交換費用・仲介手数料」の項目です。
これらは扱ってもらう不動産屋によって大きく異なります。仮に都内で家賃7万円(相場)の部屋を借りる場合は、一般的に42万円程度(家賃の6ヶ月分)がかかると言われています。
全て合わせた場合のおよその金額は、
家具家電・生活雑貨が30万円程度
敷金礼金・仲介手数料などが家賃の6ヶ月分程度
合計:約70万円程度
ちょっと高すぎませんか!
これらを節約する方法として「家具・家電備え付けの物件」「敷金・礼金なしの物件」を選ぶ方法があります。また、会社所有の寮に入ってしまえばここの費用は抑えることができます。
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主に必要な費用の内訳
「みんなは給料を何に充ててる?」
- 固定費(家賃・保険料など)
- 食費(外食含む)
- 水道・光熱費
- 情報関係通信費(固定・携帯電話、ネット代、ケーブルテレビ代など)
- その他(被服費、雑貨費など)
自動車を所有している方はプラスで、車関連維持費も入ってきますね。
一人暮らしの社会人が払う平均費用
「それぞれの平均金額、一人暮らしの社会人はいくら?」
家賃は平均5万2000円
平成28年12月家賃動向調査(少額短期保険契約実績より)によると、
2016年12月(間取り1部屋の場合)
最も高い家賃は、東京都で6万7088円。
最も安い家賃は、愛媛県で3万6881円。
家賃の差は約1.55倍(3万207円差)になりました。
単純計算で平均すると約5万2000円が全国平均家賃になります。
私の感覚的には東京・大阪周辺が5万円強、その他が4万円強という印象でした。
家賃は家を借りる際に妥協すればある程度の金額まで下げることができます。基本的な考え方として「広くてアクセスがいい部屋は高い」です。
安い部屋を借りるには理想の部屋の条件から少しずつ譲歩していく必要があります。
ですがその際にあまりにもアクセスの悪い場所を選ぶことはあまりオススメしません。
社会人なので辺ぴな場所に住んで毎日片道2時間も電車に乗ると、かえってお金がかかってしまいます。(交通費、その時間にできる仕事の時間が取れないなど)
食費は平均4万5598円
総務省統計局2015年「総世帯及び単身世帯の家計収支」によると
勤労者世帯の食費の平均額は4万5598円。
そのうち
男性34歳以下4万5552円。35~59歳まで4万6247円。
女性34歳以下3万9338円。35~59歳まで4万2305円。
こうみると、やっぱり食費の家計の負担って大きいですよね。
食費は節約できる額が大きいので、まずは食費から見直すことが大切です。
水道光熱費は平均9463円
総務省統計局2015年「総世帯及び単身世帯の家計収支」によると
労働者世帯の水道・光熱費の平均額は9463円。
電気:平均額4302円
男性34歳以下、3191円。35~59歳まで4485円。
女性34歳以下、3144円。35~59歳まで5209円。
ガス:平均額3015円
男性34歳以下、2435円。35~59歳まで3065円。
女性34歳以下、2563円。35~59歳まで3622円。
上下水道:平均額1759円
男性34歳以下、1266円。35~59歳まで2006円。
女性34歳以下、1397円。35~59歳まで2192円。
夏季は暖房器具やお風呂などに使用する光熱費が下がるため、冬季に比べて安いです。東北地方などの寒冷地域でその他光熱(灯油など)の費用が減少していることも要因の一つです。
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情報関係通信費は平均9757円
総務省統計局2015年「総世帯及び単身世帯の家計収支」によると
勤労者世帯の情報関係通信費の平均額は9757円。
そのうち
男性34歳以下8471円。35~59歳まで1万747円。
女性34歳以下8476円。35~59歳まで1万1422円。
情報関係通信費には、以下のものが該当します。
- 固定電話通信料
- 移動電話通信料
- インターネット接続料
- NHK放送受信料
- ケーブルテレビ受信料
- 他の受信料
結構高いイメージがありましたが、平均で1万円超えていないのは意外でした!
交通費は平均8601円
交通費には、以下が該当します。
- 車関係(任意保険、駐車料金、車検、ガソリン代、定期点検費用)
- 定期(通勤通学)・バス・タクシー代
内訳の『自動車等維持費』は平均9018円かかっていました。自動車を所有している人には、大きな負担となりそうです。
その他の平均費用
女性の平均額が高い項目
被服及び履物
男性の平均額:6237円
女性の平均額:1万2749円
洋服や靴などはやはり、女性のほうがお金をかけていることが分かります。
諸雑費
男性の平均額:9955円
女性の平均額:1万8350円
諸雑費は、以下のものが該当します。
- 理美容サービス
- 理美容用品
- 身の回り用品
- たばこ
- 他の諸雑費
内訳の『理美容』関連では、女性は男性の4倍以上のお金をかけていました。
交際費
男性の平均額:9894円
女性の平均額:1万5503円
ここが一番ネックとなる項目です。飲み会にいく回数が少なければ少ないほど安く済ませることができます。
安く済ませる場合は「人との関わりを一切絶つ」ことができればここの金額は「0円」となりますが、社会人にそれは難しいでしょう。
交際費は付き合いのある親族・友人などに対する以下のものが該当します。
- 祝儀
- お見舞い
- 慶弔費(香典など)
- 会食代
『女子会』などあるくらいですので、交際費は男性よりも高くなるのでしょう!
一人暮らし社会人男性(34歳以下)にかかる費用
- 固定費:5万2000円
- 食費:4万5552円
- 電気代:3191円
- ガス代:2435円
- 水道代:1266円
- 情報関係通信費:8471円
- その他(被服履物)6237円
- その他(理美容・たばこ等):9955円
- その他(交際費):9894円
合計:13万9001円
車所有者は『自動車等維持費』:9018円追加
ちなみに、
一人暮らし社会人男性(35歳~59歳)にかかる費用は
合計:14万4636円でした。
一人暮らし社会人女性(34歳以下)にかかる費用
- 固定費:5万2000円
- 食費:3万9338円
- 電気代:3144円
- ガス代:2563円
- 水道代:1397円
- 情報関係通信費:8476円
- その他(被服履物)1万2749円
- その他(理美容・たばこ等):1万8350円
- その他(交際費):1万5503円
合計:15万3520円
車所有者は『自動車等維持費』:9018円追加
ちなみに、
一人暮らし社会人女性(35歳~59歳)にかかる費用は
合計:16万6726円でした。
節約方法
家賃は3割→2.5割を目安に探す
様々なブログで『家賃の目安は年収の3割』と書いていますが、もう古い情報です!
それはバブル期の話で、リーマンショック以前だったからこそ『家賃は月収の3割』でも充分余裕を持てたのですが、今の世の中に当てはめると厳しい金額になってしまいます・・・。
今を生きる私たちは
『家賃の目安は年収の2.5割以下』
が程よい時代となりました!
年収が300万円なら、[300×0.25=75]で1年間が75万円なので、1ヶ月6万2500円以下の家賃で探しましょう。うん、程よい!
食費・雑費の節約方法
気軽に行える節約の中で、金額の割合が大きい項目は
- 食費
- 水道光熱費
- 雑費
の3つです。
今回の平均額よりも節約したい方はこちらを実践しましょう
⇛【一人暮らしの食費節約】外食と自炊の2パターンの節約方法を紹介!
まとめ
今回は社会人が一人暮らしをする際にかかる費用をご紹介しました。
社会人ということで、ある程度の余裕を持った金額でシュミレーションしてみましたが、初任給が少ない方などはここまで余裕がない方も多いかと思います。
とにかく「食費・交際費・雑費」をどれだけ抑えるかが重要です。
どんな方も上手にやりくりして、賢く一人暮らしを始めましょう。
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丸山ジュンヤ
会社員の給料とは別にネットで副収入を得ようと頑張り中。
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- 『cheero CLIP 万能クリップ』は使う人を選ぶ気がするんです。 - 2017年3月23日
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