大学生になってから一人暮らしを始めるという方も多いかと思います。そんな時にいつもネックとなるのが「お金」の問題。
特に一人暮らしを始めたての頃は「何にいくら位使っていいのか」と頭を悩ませることもあるかと思います。
また、生活に余裕のない大学生はできるところから「節約」することが大切です。自分なりの節約のポイントを生活して行く上で見つけていきましょう!
「大学生の一人暮らしって、費用はどれくらいかかるの?」と悩んでいる方、ここでは
- 初期費用
- 費用の内訳
- 各費用の平均金額(在学パターン別)
- 大学生一人暮らし平均費用
- 短大生一人暮らし平均費用
- 院生一人暮らし平均費用
- 節約方法
などを紹介するので、みていってね!
目次
初期費用
一人暮らしを始める際には「家具・家電・生活雑貨」を買い揃え、合わせて「賃貸物件」を探さなければなりません。いわゆる「初期費用」です。
「家具・家電・生活雑貨」を生活最低限レベルのもを一から全て買い揃えるには、30万円程度を見込んでおく必要があります。
それに加えて賃貸物件を借りる際にも初期費用がかかります。主に一般的にかかると言われるのが「敷金・礼金・保険料・前家賃・鍵の交換費用・仲介手数料」の項目です。
これらは扱ってもらう不動産屋によって大きく異なります。仮に都内で家賃7万円(相場)の部屋を借りる場合は、一般的に42万円程度(家賃の6ヶ月分)がかかると言われています。
全て合わせた場合のおよその金額は、
家具家電・生活雑貨が30万円程度
敷金礼金・仲介手数料などが家賃の6ヶ月分程度
合計:約70万円程度
ちょっと高すぎませんか!
ですので、これらを節約する方法として「家具・家電備え付けの物件」「敷金・礼金なしの物件」を選ぶ方法があります。
また、学生だけの特権もありますので、こちらは記事内の下部にて紹介します。
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主に必要な費用の内訳
【学費】
- 学費(授業料など)
【生活費】
- 家賃
- 食費(外食含む)
- 水道・光熱費
- 情報関係通信費(固定・携帯電話、ネット代、ケーブルテレビ代など)
- その他(被服費、雑貨費など)
自動車を所有している方はプラスで、車関連維持費も入ってきますね。
一人暮らしの大学生が払う平均費用
「それぞれの平均金額、一人暮らしの大学生はいくら?」
学費の平均額
平成26年度学生生活調査結果-JASSOによると、
1年間の平均学費
- 大学生昼間部:109万900円
- 私立大学は137万4500円
- 国公立大学は62万5200円
- 大学生夜間部:57万9402円
- 私立大学は73万1700円
- 国公立大学は41万8150円
- 短大昼間部:99万4300円
- 私立大学は106万9500円
- 公立大学は48万9500円
- 短大夜間部:64万4100円
- 私立大学は76万5000円
- 公立大学は24万4600円
- 大学院修士課程:69万9800円
- 私立大学は108万1200円
- 国公立大学は60万3900円
- 大学院博士課程:65万400円
- 私立大学は85万6500円
- 国公立大学は65万1450円
- 大学院専門職学位過程:109万8500円
- 私立大学は139万8300円
- 国公立大学は70万3650円
学費は、以下のものが該当します。
- 授業料
- 修学費(教科書など)
- 課外活動費(サークル費など)
- その他(学校納付金など)
私立と国公立では相当な学費の差が表れました。
1年間でこの額ですので、4年間在籍すると・・・。学生が負担する額だとするならあまりにも多いです。
住居・光熱費の平均費用
平成26年度学生生活調査結果-JASSOによると、
1年間の住居・光熱費
- 大学生昼間部:44万4900円
- 私立大学は42万9700円
- 国公立大学は46万4400円
- 大学生夜間部:44万6600円
- 私立大学は43万4500円
- 国公立大学は46万500円
- 短大昼間部:40万1900円
- 私立大学は40万6500円
- 公立大学は37万1200円
- 短大夜間部:33万4100円
- 私立大学は30万4100円
- 公立大学は43万3000円
- 大学院修士課程:56万8200円
- 私立大学は57万7900円
- 国公立大学は55万2350円
- 大学院博士課程:68万5300円
- 私立大学は69万6100円
- 国公立大学は67万600円
- 大学院専門職学位過程:62万1600円
- 私立大学は62万7000円
- 国公立大学は64万1650円
住居・光熱費は以下のものが該当します。
- 家賃等(住宅ローン等)
- 電気
- ガス
- 水道
- その他(灯油等)
進学するに伴い額が大きくなる傾向にあるようです。
ちなみに家賃のみの平均額は約5万2000円です。
平成28年12月家賃動向調査(少額短期保険契約実績より)によると、
2016年12月(間取り1部屋の場合)
最も高い家賃は、東京都で6万7088円。
最も安い家賃は、愛媛県で3万6881円。
家賃の差は約1.55倍(3万207円差)になりました。
単純計算で平均すると約5万2000円が全国平均家賃になります。
私の感覚的には東京・大阪周辺が5万円強、その他が4万円強という印象でした。
基本的な考え方として「広くてアクセスがいい部屋は高い」のと、大学の場所にもよりますが、「大学周辺は高い」ので、逆に家賃を低く抑えるには条件の良い立地からなるべく離れた物件を探してみましょう。
また、部屋探しなら一般賃貸物件のみならず『学生専用の特典のついた物件』を探すのもあり。こちらは記事の下部で詳しく説明します。
食費の平均費用
平成26年度学生生活調査結果-JASSOによると、
1年間の平均食費
- 大学生昼間部:26万3700円
- 私立大学は25万5900円
- 国公立大学は26万4900円
- 大学生夜間部:28万円
- 私立大学は26万5000円
- 国公立大学は29万4100円
- 短大昼間部:19万5800円
- 私立大学は19万8700円
- 公立大学は17万6700円
- 短大夜間部:20万7900円
- 私立大学は19万900円
- 公立大学は26万4100円
- 大学院修士課程:34万円
- 私立大学は33万3000円
- 国公立大学は33万3250円
- 大学院博士課程:42万9700円
- 私立大学は42万9000円
- 国公立大学は42万2500円
- 大学院専門職学位過程:37万8300円
- 私立大学は38万5700円
- 国公立大学は37万8450円
進学するに伴い食費が多くなる傾向にあるようです。
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娯楽・嗜好費の平均費用
平成26年度学生生活調査結果-JASSOによると、
1年間の娯楽・嗜好費
- 大学生昼間部:14万1200円
- 私立大学は14万3900円
- 国公立大学は13万7800円
- 大学生夜間部:15万9500円
- 私立大学は15万3400円
- 国公立大学は15万9350円
- 短大昼間部:12万2100円
- 私立大学は12万4300円
- 公立大学は9万9900円
- 短大夜間部:15万7300円
- 私立大学は16万200円
- 公立大学は14万7800円
- 大学院修士課程:14万8900円
- 私立大学は14万2800円
- 国公立大学は14万2250円
- 大学院博士課程:20万6000円
- 私立大学は23万3500円
- 国公立大学は21万1700円
- 大学院専門職学位過程:13万800円
- 私立大学は12万8900円
- 国公立大学は13万5300円
大学院博士課程の学生の出費が圧倒的に多いようです。
娯楽・嗜好費の明確な記述はありませんでしたが、タバコ・趣味等にかかる費用だと思われます。
その他日常費の平均費用
平成26年度学生生活調査結果-JASSOによると、
1年間のその他日常費
- 大学生昼間部:14万9700円
- 私立大学は15万100円
- 国公立大学は15万2150円
- 大学生夜間部:18万6200円
- 私立大学は18万6300円
- 国公立大学は16万8300円
- 短大昼間部:13万7300円
- 私立大学は13万9400円
- 公立大学は12万3500円
- 短大夜間部:15万5900円
- 私立大学は14万2700円
- 公立大学は19万9700円
- 大学院修士課程:18万2100円
- 私立大学は20万7000円
- 国公立大学は18万1200円
- 大学院博士課程:35万5400円
- 私立大学は37万7900円
- 国公立大学は38万7600円
- 大学院専門職学位過程:25万1300円
- 私立大学は25万9100円
- 国公立大学は29万850円
その他日常費は以下のものが該当します。
- 日用品雑貨等
- 通信関連費(通信料・ネット代等)
一人暮らしの大学生にかかる年間費用
平成26年度学生生活調査結果-JASSOによると、
全大学生にかかる平均費用:190万8400円
- 大学生昼間部:212万9900円
- 私立大学は239万500円
- 国公立大学は168万2000円
- 大学生夜間部:168万6900円
- 私立大学は180万7300円
- 国公立大学は153万3450円
1ヶ月の費用は単純計算で12分割してください。
一人暮らしの短大生にかかる年間費用
平成26年度学生生活調査結果-JASSOによると、
全短大生にかかる平均費用:170万6650円
- 短大昼間部:188万4600円
- 私立大学は197万3800円
- 公立大学は128万6800円
- 短大夜間部:152万8700円
- 私立大学は159万2300円
- 公立大学は131万8900円
1ヶ月の費用は単純計算で12分割してください。
一人暮らしの大学院生にかかる年間費用
平成26年度学生生活調査結果-JASSOによると、
全大学院生にかかる平均費用:230万33円
- 大学院修士課程:197万7800円
- 私立大学は238万6100円
- 国公立大学は185万300円
- 大学院博士課程:238万9800円
- 私立大学は266万6000円
- 国公立大学は241万2350円
- 大学院専門職学位過程:253万2500円
- 私立大学は285万600円
- 国公立大学は220万2150円
1ヶ月の費用は単純計算で12分割してください。
節約方法
『学生であること』を有効活用しよう!
学生にのみ特典やメリットがある料金プランやサービスを受けることができます!
例えば『学割賃貸』サイトでは
- 敷金礼金、仲介手数料の割引
- 更新手数料、更新後の賃貸割引
- 長期入居割引
などの様々な特典の付いた物件を紹介しています。
出典:学割賃貸
レオパレス21の『学割プラン』では
- 自由に物件の変更ができる
- 水道・光熱費不要
- 敷金礼金不要
などの特典を付けています。
出典:レオパレス21
他にも様々なサイトが学生割引物件を紹介していますので、是非検索してみてください。
学生のである今だけのチャンスです!
仕送り金
- 大学生昼間部:平均145万4500円。
- 大学生夜間部:平均58万2900円。
- 短大昼間部:平均116万4000円。
- 短大夜間部:平均57万8800円。
- 院修士課程:平均114万5100円。
- 院博士課程:平均46万7000円。
- 院専門職学位:平均119万6500円。
恐らくほとんどが学費に消えるでしょう。しかし、一人暮らしにとって大きな助けになることは言うまでもありませんね!
食費・雑費の節約方法
気軽に行える節約の中で、金額の割合が大きい項目は
- 食費
- 水道光熱費
- 雑費
の3つです。
今回の平均額よりも節約したい方はこちらを実践しましょう
⇛【一人暮らしの食費節約】外食と自炊の2パターンの節約方法を紹介!
まとめ
学生の支出は主に『学費』と『生活費』に分けられます。
社会人のように、多額で安定した給料が貰えないうちはアルバイトや仕送り、奨学金などで収入口を増やすことが必要です。
さらに、日常生活でも節約を心がけましょう。特に娯楽・嗜好費はある程度見直すことが大切ですね!
また一人暮らしを始めるなら、まず様々な手続きを終わらせましょう!
一人暮らしなら、部屋のインテリアを揃えましょう!
⇒【一人暮らしとソファの必要性】購入前に知るべきたった3つの事
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丸山ジュンヤ
会社員の給料とは別にネットで副収入を得ようと頑張り中。
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